絵とか、文字とか、写真とか・・。その日の内容と気力に合わせて変化します。


2008.8.8
今日は「888」で、「ハハハ」。
笑い飛ばす日と勝手に記念日。



結婚するずっと前、
ここから1時間ほど離れた
ドバイへでかけたときのこと。


討論の内容は犬も食わないって
やつだったと思います。多分。




熱かった(生き様が)、そして若かった頃のお話。

知り会って約11年、今はなんだかまったりした間柄になっちゃって、
「この暑い中、これ以上熱くなってもね・・」と
燃えることも少なくなりましたが、知り合って数年は
よく討論(口げんかともいう)したものでした。
といっても、相方さまのペースは今とほとんどかわりなく、
熱くなってワーワー言っていたのは大概私で、
その温度差はかなりありましたけれども。

さて、特にこれといった気温のエピソードがあるわけではなく、
暑い毎日に、そういえばこんなことあったなーと思い出したので
描いてみたんですが、
昨今はドバイが有名になったこともあって、真夏でもUAEに旅行で訪れる人が
とても増えていると聞いていますので、
追加程度(にしては長いけど)に、どなたかの参考になればと
以下にしたためました。

気温のことは、過去に書いたことがありますが、
我が家は内陸にあるAl-Ain(アルアイン)。気温はもしかしたらUAE国内の
どこよりも高いかもしれませんが、湿度はとても低い。
また日本ではすっかり周知になりつつあるらしい「ドバイ」は
ここから車で1時間ほど。海側なので、気温はここよりも少し低く
湿度は日本のそれ、もしくはそれ以上。

その過去記事を久しぶりに読んだら、
ドバイの気温に触れて
「夏本場は気温50度湿度100%なんて
いう日もあるそう。呼吸できるのかな・・」なんて
初々しいこと書いてありました。
あれから5年。とりあえず
今だドバイへ出かけてそんな目にあったことはなく、
そんな日があったというニュースも耳にしていませんが、
7月に入って何度か通ったドバイでは、
ほぼ100%の確立で車から降りるとメガネが曇っています。
エアコンのよく効いた車からカメラを降ろすと
結露することもあるのでお気をつけを。


UAEの夏の気温の話になると、「50度?え〜想像できな〜い」と
よく言われ心配されたこともありました。
でも、この体温をはるかに上回る夏の気温は、なにも今はじまったわけではなく、
相方さま含め、その中で人はずっと生活してきたことを思えば、
不安になることはありませんでした(というか、まさに「恋は盲目」、
若いってすごいなー、よくやったと、何一つ不安に思わず飛び込んだ
あの頃の自分の短絡さを褒めてあげたい)。
でもここ数年で毎年えらいことになっている今の日本、
久しく夏に日本に帰っていない私には、
「38度ってナンデスか。日本でのその暑さ想像できな〜い」と
今や日本の夏の暑さは未知なる世界です。

というわけで、この国は、暑いのが当たり前という設定ですので、
それなりの生活様式や、住む人の生活の知恵・工夫というものが
あります。それは仕事の時間だったり、子供たちの学校外の
時間の使い方だったり、食べるものだったり、着るものだったり。

ここに来てなるほどと思ったことの一つが服装。
日本にいたら、暑い=できるだけ軽装が大方の考え方。
夏に我が家に遊びに来る日本人のお友達も皆半袖です。
私も、UAE住み始め初期の写真を見たりすると、
肌を極力出さないこの国の習慣においては、
いやちょっと恥ずかしいなと思うほどに、けっこうな露出度の服を着ていたりして、
相方さまの家族が皆(わかってないんだから仕方ないよな〜)と
温かく迎えてくれたことに今更感謝なわけですが、
って話はずれましたが。

さて、我が家で働いていたある職人さん(お国はバングラデッシ)、
庭の手入れをお願いしていたときの話ですが、
気温が高くなるにつれて、服装が冬模様になっていくのです。
まずは、半袖が長袖に、さらに生地が綿からネルに、
更にはマフラーが首に巻かれるようになりました。
真夏にマフラーはびっくりしたわけですが、
とにかく直射日光を体に当てない服装へと変わっていきました。
ぜんぜんクールビズじゃないわけです。

何、バングラデッシュでは夏でもみんなネルシャツ着ちゃうの?と
思ったのですが、さすがにネル生地のシャツにマフラーしたのは
この職人さんだけでしたが、でも家の建て替えで働いていた
職人さんも、庭仕事をする他の職人さんも、
外仕事を半袖ですることはありませんでした。
(夏がおわるとみんな半袖)

私も普段は長袖です。朝わんこの散歩で歩くときも、
夕方外で作業するときも長袖。
日中、40度も後半の砂漠に出ることがあっても長袖。
あまりの厚着では熱が篭って倒れちゃいますので私は薄手の長袖ですが、
湿度が低いので、日本やドバイのように服が体にまとわり付くことも
あまりなく(汗かけば多少はくっつきますけれど)、暑さよりも、
この痛いほどに強い直射日光から体を守ったほうが楽なのです。
といっても、日中長いこと外にいる場合はーという前提のお話なので、
ブログを見てくださっている方はご存知の如く
暑いというのに動物といつまでも外にいるような生活の私の話は、
あまり観光のお役には立ちそうにありませんが。

反対に、ドバイやアブダビといった海沿いの都市は
ひじょ〜に湿度が高いので、汗がどかどか流れます。
その点は日本と一緒。なので、できるだけ
軽装のほうが過ごし易い(といってもお国柄、ほどほどの軽装を
お薦めしますが)。
なんですが、この国の大きな特徴がひとつ。

「どこもかしこも建物の中は、おしみなさすぎるエアコンの使用」

外でまさに流れるほどに汗を掻き、
その濡れた体をそのまんま冷蔵庫の中にいれるような
そういっても過言でないほどに、どこそこ冷えています。
ホテルも寒い。モールも寒い。病院も寒い。空港も寒い。
こんな大きな施設でこれだけ冷やすために、いったい
どれだけの熱風が室外機から出てるんだって気になるところですが、
そういうわけで、常夏UAEではありますが、
冬の旅行時、夜に備えての長袖はもちろんのこと、真夏でも
お越しになる際は、薄手の長袖をお持ちになると
重宝するかと思います。
あ、でも「炎天下にネルシャツ」は、きっとあの職人さん特有のポリシーなので
勇気のある方のみチャレンジを(お体こわしませんように)。

2008.8.28



読めない日本語のメニューをわざわざ持ってきてもらい、
まるで読んでいるかのごとくに振舞って注文してました。
ついでに大好物の「はまちかま塩焼き」も注文してみたいって
いうんで、レストランで一夜漬けならぬ、一分漬けで
頭に叩き込んでみましたが、さすがに「はまちかま」までが精一杯。
通じたには通じたんですが、メニューの番号を覚えておいて
「はまちかま・・・11番」みたいな、姑息なことしてました。
それでも終始、
「通じたよね!なんか店員さん『日本語わかるんだこのアラブ人』って
目で見てたよね」と得意そうだったので、
たぶん店員さんにはばれていたんじゃないかと思うんですが、
相方さまが幸せならばそういうことにしておきます。

さて、今回は、久しぶりにアラビア語のお話。

以前アラビア語には母音「え」「お」がないと書いたことがありますが、
日本語にあってアラビア語にない発音は他にもいくつかあります。

そのひとつが「ギャギュギョ」。
そのため相方さまにとっては「ギョウザ」が練習50分やっても
まだつかめない難関単語だったというわけです。
ちなみにいくつか聞いてみました。

びっくりしたときの「ギョギョギョ!」は、
相方さまフィルターにかけると、「ぎよぎよぎよ!」。
ずいぶん歯切れの悪いびっくり加減。
「ギャートルズ」、これはどうかと試してみたら、
「ぎやとるず」ってなんかのコンビ名みたいになりました。
その後、いくつかしつこく聞いていたら、
うっすら趣旨がわかってきたようで、かなり警戒。
だんだん発音もギャギュギョに近くなって「つまらん・・」と
思っていたんですが、
最後に「ギャフン」は?と聞いてみたら、
注意深い発音を心がけた相方さまの口から出たのは、
「ギャホン!」
言われたこちらがギャホンです。
ギャに集中しすぎて、他がおざなりになっちゃいました。

さて、「ギョウザ」が「ゴウザ」、
「ギョギョギョ」が「ぎよぎよぎよ」になってしまうと書きましたが、
実はアラビア語には「ガ行」もありません。
正確に言うと、それに似た発音のアルファベットはありますが、
日本語のガギグゲゴとは微妙に異なってくるので、
表記にちょっと迷います。たとえば「スギヤマ」(ワタクシ本名)という
表記も、「スジヤマ」に近いアラビア語の表記になり、
すっかり別人に。
まぁ、アラブ人にとってスギヤマもスジヤマも
さして変わらないんじゃないかと思うんですが、
日本人にとってはまったくの別人。病院で「スジヤマさーん」って
呼ばれても、世のスギヤマさんはよもや自分が呼ばれているとは
思わないわけです。
って書いてみてちょっと調べてみたんですが、
「スジヤマ」って苗字は存在しないんですね。ちょっとびっくり。
あ、てことは「日本人のスジヤマといったらスギヤマのこと」ってことで、
丸く収まる(る?)。

他にも日本語にあってアラビア語にない発音はパ行。
パピプペポはアラビア語に存在しません。
存在しないといっても、外来語であふれる世の中、
存在しないので書かないでは事済まないわけで、
そこで、バビブベボを使って無理に表記しています。

アメリカで何年か過ごした相方さまですが、
それでも生まれ育った祖国の言葉アラビア語は
体のそこそこに染み付いていてなかなか抜けることがなく、
「ハッピーバースデー」が、「ハッビーバースデー」になって
その上、愛しの人という意味のハビービも付けて
「HABBYBIRTHDAY HABBIBI」って、「B」多すぎ!みたいなお祝いメッセージを
もらったのは一度ではありません(学習能力がないともいうが)。
最近はさすがに間違えることがなくなりましたが、
PIGとBIGのスペルを混乱したりもしてました。

ペプシも、表記をそのまま読むと「ベブシ」。
これではコカコーラに勝てそうにありません。
パイナップルも、「バイナッブル」とちょっと迫力さえ感じる果物に。
ちょっと前にあった日本のテレビ番組「パパパパパフィー」なんぞ
「ババババ・・・」って、もういろんな意味で番組の趣旨から外れた
番組名です。
まー、「パパパパパフィー」がアラビア語に変換されてどこかに出ることは
これ幸い、そうそうないんじゃないかとは思いますが。

昨今イロイロと注目を浴びているアラブ圏。
アラブ圏への進出をにらんで会社名、商品名、番組名、子供の名前(?)を、
これから命名しようという方も、この世の中
ものすごくよく探したらいらっしゃるかもしれません。
本日のお話、そんな方の参考になれば幸いです。