絵とか、文字とか、写真とか・・。その日の内容と気力に合わせて変化します。


2005.12.26


2005年もついにあと数日。みなさん年末でお忙しい日々をお過ごしでしょうか。
こちらは年末年始クリスマス、基本的にあまり感心・関係がなく
都会以外はいつもどおりの町並みです。

町並みはいつもどおりでありますが、
つい先日の1週間、我が家はクリスマス以上に心躍る日々をすごしておりました。

「明日のことは明日にならずばわからないんだって。」がモットーのアラビア気質が、
このたった約3年で、私の中にわずかにかろうじて存在していた
「集合は5分前」「ご利用は計画的に」の日本人の良質的部分をすっかり侵食、
1ヶ月先の話はもとより、今夜の予定だって「そのとき次第」の私たちと
180度と言うがまさにぴったりの、正反対のわが妹家族。
その妹家族から「12月15日、そっちに行くから」と約1年前に一方的に
宣言されておりまして、1年後のことなんて雲をつかむような話だってぇのーという
私たちの叫びもかなしいかな聞き流され、どうか仕事の調整がつくように
車の調子が悪くならないように、サーメルたちの体調が万全であるように、
あとはできればお天気が最高でありますようにーっとこの1年神様に祈る思いで
どきどきしながら、でも実の所、この日を今かいまかと
相方さまも私も指折り数えて待ちに待ち、ついにその日がやってきました。

以前何度か登場しておりますが、妹のオットはアメリカ人。
ちなみに妹家族の宗教はユダヤ教でございます。
我が家はご存知オットはアラブ人。言わずもがな、イスラム教。
でもって上記の生活姿勢の違い、これだけ聞いたら国連も憂慮したくなるであろう
環境ですが、これがけっこううまくいっている(と思う)ものでして。
世界の平和は家庭から、平和とはこうしてお互いの妥協から(?)成り立つのだよと、
どこぞやのお国のお偉いさんに教授してさしあげたい。

というわけで、そりゃそりゃ楽しい1週間でございました。
今回は身内しか楽しめないと十分承知の上ー、
もとい、開き直って、妹家族訪問身内への報告
及び甥っ子自慢(?)丸出しの、写真中心のものすごく内輪の内容です。
長いので3・4分割することに。
その中に、UAE観光のヒントになるものがみつかって
どなたかのお役に立てるのなら幸いです。

今回の妹家族訪問の楽しみの一つは甥っ子。
相方さまに会うのはお初という楽しみと、
この甥っ子、その昔ーってそんなにさかのぼれるほど
人生生きちゃいませんが、歩き始めのその前後、
砂の上を裸足で歩いたり、手が汚れたりが今ひとつ苦手の都会っ子でありまして、
「砂が苦ってって、我が家、砂しかないんですけど」と
甥っ子の砂漠への反応がHPのネタになるんじゃないかと
ワクワクしていたんですが、なんてことない、さらっと
いけどもいけども終わりのない「お砂場」を大いに楽しんでおりました。
ついには初日ながらもシャベルで砂をおいしそうに口にいれるほど。
そこまで好きになってくれて、私も安心。

<ようこそ我が家へ:初日>

<我が家の裏にて>

1年もまえから来訪を宣言されてちゃ、どこへ連れて行くのか
下調べの時間は、本1冊書けちゃうんじゃないかというほどに
豊富にあったわけですが、
まぁ結局は自分達のお気に入りの場所がほとんどでありました。
その一部をご紹介。

オマーン領にあるのですが、岩山がえんえん続く中、忽然と川があらわれます。

ちょっと分かりにくいですが、右手の岩の間には、
綺麗な水が音をたてて流れています。
以前ちょろっと触れたこともありますが、蛙も、魚もいるんです。
あまりに雨のふらない期間が長いときは、表面上川が干上がったように
見えるのに、雨が少しでもふると、かえるやらおたまじゃくしやら
魚が復活。ふしぎだねーふしぎだよねー、と妹と思慮した結果、
水に浸かると膨らむタオルのように、
ここの魚は干からびても水に触れると膨らんで復活するのだと結論。
ーしつこいようですが思慮して出した結論です。ザ・はなももシスターズ。

ここは相方さまのお母さんが以前住んでいたところで、
観光客もこない、地元の人が少し行きかうだけの
とても静かで、目の前に広がる風景はまさに絵葉書のような場所。



この日は少し前に少しだけ雨が降ったので、
大量のおたまじゃくしと、たくさんの蛙、魚をみることができました。
蛙も触れるようになった甥っ子に目を細めたおばちゃんです。
ーちなみに甥っ子はわたしのことを「おねーちゃん(発音はいまだ
お・・っちゃんですが。)」と呼んでいます。・・・すみません、
「呼ばせています」が正解です。


こちらはあまり見ることができないぞ〜、知る人ぞ知る穴場だぞ〜と
相方さまと私が勝手に思っている場所なのですが、

埋め立て等に使うため、大きな砂丘の砂を掘り出している現場です。
なにが「あまり見ることができないもの」なのかというと、
砂丘の断面。大きな砂丘の中がどんな風になっているのかを
間近で見ることができます。これがまた美しい。
しかも断面になっているところは、上からさらさらと砂が一列に崩れおちる姿は
滝のようで、これもけっこう見とれちゃいます。


断面で縦の線になっているところが、それ。

と、まぁこんな感じでスタートしたわけですが、
「いかにも観光」もしたわけで、それも一部次回ご紹介。


でもって、この3者の微妙な距離が、

正しくは、1対2者間のその関係が

果たして1週間で縮まったのかという話も続編へ。