絵とか、文字とか、写真とか・・。その日の内容と気力に合わせて変化します。


2005.9.27
日本に帰国していた8月中旬頃のお話。





HPの更新を休憩している間、一部「はなもも妊娠疑惑」がもちあがって
いたようなのですが、妊娠しているのはらくだちんですー。
この期間なにをしていたかといいますと、これまた長々と日本に
滞在していました。7月頭からこの9月下旬までの動向を要約しますと、
「夏日本滞在、UAEに戻るも1週間ちょっとでまたもや急遽日本
ーつまりまだ(また)ニッポン」。
要約しすぎ?

UAEの自宅は、町から離れた砂漠にありまして、
その為電話回線がきてないんですね。ということでネットは
とてつもなく不便。携帯電話利用でかろうじてメールの確認やら
HPの更新やらをしています。なので、ネットサーフィン・検索だなんて
とてもとてもできない環境にいます。
その為、「広辞苑」「辞書」「imidasu」「現代用語の基礎知識」
「家庭の医学」等々1回帰国ごとに1冊しかもてないような
押し花にはもってこいの分厚い本が必需品の生活です。

ーというわけで、いつかチャンスがあったら検索してやろうと
思いつくたび書き留めておいたメモを日本に持参。
そのリスト、一番上は「ガゼル(ガザール)」。
我が家のガゼル、サーメルが、いったい何者で、どんな生態なのかを
今後長いお付き合いになるうえ、知っておきたいと思ったわけです。
ーと、とあるサイトに辿り着きました。

「華麗なる(たしかそんなタイトル)牛たち」

そこには華麗なるガゼルの写真が。
「またまたまたー。管理人さん、なにかの手違いね」と
100%そのHPに間違いありと信じて疑わなかった失礼な私。
でもそこから調べていくうちに、なんと、間違いなく確かに
サーメルは、鹿ではなく牛であることが判明
(正確には鹿科ではなく牛科だったということね)。
ライオンやヒョウに追われて必死に逃げるガゼルを、
テレビ等で見ることがあるかと思いますが、
(ガゼルがテレビで扱われるときは、いつもそんな役まわり。
首がでろーんともげてライオンさんに召されるガゼルの映像に、
相方さまと「あぁっサーメルがまた・・」。時にはメインで
扱ってあげて欲しいと、ガゼルびいきのわたしたち)
ガゼルはアフリカなどに多く見られます。あれはみーんな牛。つまり
「アフリカには牛はたくさんいるが、鹿はほとんどいない」という
ことになるんだそうで。

サーメルのことを人に話すとき、
「実はさ、UAEでお鹿さんを飼っててね」というのと
「実はさ、UAEで牛さんを飼っててね」というのでは
おそらく前者のほうがイメージが近いように思うのですがどうでしょう。
HPでも「お鹿さんサーメルが」と今まで何度となく書いてきましたが、
分類学上許されない(?)おおきな間違いだったというわけ。
今後のHP、やりにくいなー。

ま、今回のこのお話は、ガゼルに興味のない人には、牛だろうと
鹿だろうとサルだろうと(でも「ガゼルがサルだった!」と言ったら
もうちょっと興味もそそられるかもしれないけれど・・)
どーでもいい話で、私もサーメルが我が家にいなかったら
どーでもいい話で終わっていたような内容なんですケドモ。
「そんなはずはないっ!なにかの間違いだ!!」と現実(?)をしばし
受け入れられない相方さまでしたが、先日私がUAEに戻ったときは
二人で「言われてみれば、顔は牛っぽいような・・」
とサーメルの顔をしみじみ覗きこんじゃいました。

さて、ガゼルの検索をしているときに
思いがけずガゼルのペーパーウェイトを扱っているお店のHPを発見。
「そのペーパーウェイトのガゼルの角は、一本でしょうか、
枝分かれしているでしょうか」(もし枝分かれしていたら
ガゼルではなく鹿なので)と
訳のわからない質問を突然メールで送ったのですが、
とても親切に対応していただき、物もとても気に入ったので
早速購入。UAEで探してもなかなかなかったガゼルグッズを
大阪のとあるお店でみつけるなんて。


細かい気配りがされて、これまた梱包も丁寧で、
ステキなおまけ付きでした。

このお店、置いてあるものを覗くと、ただかわいいだけじゃない、
「使用する物」としてのこだわりがあって、お手ごろの値段で
つい衝動買いしたくなるものがたくさん。
お店のHPからは、ほんわかやさしい空気を感じますが、中でも、
ウェブマスターさんの撮られた写真は、どれもつい見入って
しまうのです。(「PHOTO A DAY」の過去ログが早くみれるように
ならないかと今か、いまかと待っているんですが。(私信)。)

インターネット、特にHPをはじめてから、ほんとうにいろいろな
出会いが増えました。
このお店も大阪ですので、普通だったらなかなか出会う機会は
ないと思うのですが、ネットというツールの発展と、
それからこの出会いを運んでくれたサーメルに感謝、感謝。
そのお店の名前、「SaRa Ra」といいます。


さて、
飼っている動物のグッズを手に入れることに
なんの抵抗もないというか、グッズは大いに欲しくなっちゃう私ですが、
そういう習慣にない相方さまに電話で
「会社のオフィス用に買ったから飾ってね。」と話すと、
「え〜」。
−って言ったくせに、実際に手にしたら、
「まさか飼っている動物のグッズを買うなんて思いもしなかった」とか
なんとか言いながら、ものすごくうれしそうにオフィスに持って行きました。


ところで、「お父さん」というアラビア語は「おぶーや」。
(聞こえは「おぼーや」に近いですが)
親しいお友達に子供がいたりすると「○○のお父さん」
(○○は子供の名前)と言う意味で
「おぶ(おぶーやの短縮)○○」と呼んだりします。
例えば子供の名前が「のびた」だと「おぶ・のびた」。
日本だと保育園で子供の親同士が「のびたくんのお母さん」とか
「しずかちゃんのお父さん」などと呼びあうのに似ていますが、
その呼び方に、日本では
「私にはちゃんと固有名詞があるのだから玉子さんとか、のびさんとか
読んでほしい」というマイナスな印象を持つ人もいるようですが、
子供をとても大事に愛しく思う民族性もあって、
「おぶ・のびた」は尊敬やとても親しみをこめた、言われたほうも
嬉しい呼び方です。

で、相方さまですが、同僚に「おぶ・サーメル」と
呼ばれているんだそうで。ちなみに「お」はほとんど発音しません。
なので「ぶ・サーメル」。
職場で「ぶ・サーメル」と呼ばれる相方さま。子供を持つ親同様、
嬉しくってニヤニヤしちゃうんだそーデス。




2005.10.3
正式に夫婦になって
2ヶ月経ったある日の出来事。


「オット」はまだちょっと慣れてきたけど、
いまだ「うちの主人が」には舌がもつれそうです。




気づけば本日結婚記念日。
案の定すっかり忘れていたんですが、
一昨日、しゃぶしゃぶの肉を並べていて
「バラの花束みたいにならべちゃおっかなー」→
「がーん、なんかくたばったタコみたいになっちゃった」→
「(ここがどーしても思い出せない)」→
「おおっ、そうだったあさって、結婚記念日じゃんっ」と
連想に連想で、結婚記念日まで辿り着きました。
2日前にちゃんと思い出したもんね、
セーフ。

誕生日もそうだけど、結婚記念日もはなればなれとは。
いやいや。

さて、相方さまはおぼえているかなー。
覚えていないほうに1000点。
今後のめおと関係がいかばかりかは、
結婚記念日の本日が終わる
約14時間後に判明予定。


<でもって、結果報告。>
「あ、もしもしー。元気〜?ももはどう?変わりない?」
と一通り話し終えたところで質問、
「ところで、なんか忘れてない?」
「え?なになに?」
「じゃぁ10分あげる。また電話する」
「え、ちょっとまって、なになに?なにか言うことが
あったんだっけ?」
「だから10分あげるって。」
「・・・あーっ。結婚記念日だっ!」
はい、セーフ。合格とします。
「紙婚式」。まだぺらっぺらの夫婦であります。

(おまけ)
両親がお祝いのケーキを用意してくれました。
注文したのにとりにいくの忘れたおとうちゃん。
仕事から帰ってきて疲れているところ、
往復で2時間かけてとりに行ってくれました。
父ちゃん、母ちゃん、ありがとー。すっごくおいしかったよ。
このケーキ以前も登場してますが、ほんとおいしいの。
相方さまの誕生日にも用意してくれましたが、その時も本人来日ならず。
チョコには名前が何度も載っているのに
いまだ相方さまの口に一度もはいっていないケーキです。